階段を通らないピアノは専門業者へ
グランドピアノの需要が高まる
幼いお子さんがいるご家庭であれば、ある楽器を購入したいと思われることでしょう。
それはピアノであり、以前は電子スタイルが人気でしたが、昨今では大型のグランド形式が主力商品となっています。
このケースだと、一般的な都心部にある戸建て住宅やアパートに搬入をするのが大変困難なものです。
まずグランドタイプとは、横幅が1.5メートルほどあり、総重量が200キログラムとなるピアノです。
郊外にある大きな戸建て住宅であれば、通常の搬入作業で対応ができますが、それ以外では別の方法で内部に入れないといけません。
大きなピアノの搬入なら吊り作業
ここでその作業について、簡単に解説をしていきましょう。必ず専門業者を活用するのですが、方法は大きく分けて2パターンに分けることが可能。
まずもっとも多く採用をされているのが、吊り作業です。
平たく言えばピアノをクレーン車で吊して、マンションなどの上層階に運び入れることを指します。
リビングの窓を全開にして入れることができ。階段を利用しなくてもスムーズに室内に備えることができます。
もうひとつの方法が解体搬入であり、文字通りピアノをすべて分解してからお部屋のなかに入れる手法です。
こちらで注意をしたい点は、必ず元通りの状態に組み直せる高い技能を有したスタッフに担当を依頼することになります。
ピアノは精巧な楽器なので丁寧に
ピアノはとても精巧でシビアな楽器です。
パーツの組み合わせはもちろんのこと、少しでも弦の張りが悪いと綺麗な音色を奏でることができません。
また、購入後に手放すこともあるでしょうが、高価買取となる楽器でもあるためより一層正しい組み立てをしないといけないわけです。
ここまで述べた作業は、すべて販売店で対応をされるものです。
ご自身で商品を購入してから手配をする必要はありません。
吊り作業以外も搬入方法はあります
吊り作業を選択なさる場合は、ご自身でおこなうことはご近所にあらかじめ報告をすることだけです。
大型クレーン車で約1時間程度は搬入作業をすることになるため、必ず断りの挨拶はすることが大切になります。
解体作業の場合だと、解体は業者側で先に済ませていますが組み立ては室内でなされます。
もしアパートやマンションでお住まいであれば、組み立て時に多少騒音などが発生するため、そちらにも配慮をすると良いでしょう。
解体搬入の場合は、設置をするお部屋のなかの家具なども、先にすべて片づけておけば作業がしやすくて、短時間で良い組み立てを終えられるものとなるので念頭に置きましょう。