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ピアノのクリーニングでは何をするのか

ピアノのクリーニングはとても大事

自宅で所有しているピアノは、定期的なメンテナンスの1つとしてクリーニングを行う必要があります。

クリーニングはピアノの内装・外装ともに錆びや汚れを落とす掃除のことであり、調律同様に非常に重要なメンテナンスとなっています。

そこで初めてピアノを購入したという方に向けて、ピアノのクリーニングは何をするのか、どのタイミングで行うのが効率的なのかをチェックしていきましょう。

まずピアノのクリーニングは主に内装と外装の2つに分けて行われ、内装では弦の汚れや錆びを落としてアクションも埃と汚れをしっかり落とします。

このとき調律師は標準ピッチ(国際基準であるA=440Hz)になるように調律を行い、アクションや鍵盤の動き、働きの寸法を基準値に合わせて整え潤滑に動くように整調し、もし何か問題が見つかれば適切な修理を行っていきます。

外装では全体の汚れを取り除いて傷の修理を行っていきます。
ピアノの塗装部分や表面の化粧板が剥がれてしたり、割れや欠け落ちているものに関してもこの時に修理を行うことが可能です。

黒い鏡面塗装の外装に関しては、機械を使用して表面を美しく磨き上げ金属部分も綺麗にしていきます。

木目のピアノに関しては、塗装に適した方法で磨き上げて仕上げていきます。

外装のクリーニングやペダル磨きなどは、市販されているピアノクロスやクリーナー、コンパウンドを使用して対処することができますが、ピアノ内部の弦やピン磨きは素人では対処することができない作業となるので、専門業者が行うピアノクリーニングを利用することが非常に重要となります。

ピアノのクリーニングはどこで行うの?

ピアノのクリーニングはその場で行うのではなく、一度預かり専用工房に運び込んで作業を行うことになります。
外装の修理内容によってはクリーニングにかかる時間は変動しますが、基本的に約10日ほどで完成できることが多いです。

クリーニングを依頼する頻度は、1年に1回を目安にして行うことが理想的であり、同時に調律をきちんと行うことで時間の経過とともに変化してしまう音程を正しい状態に整えることができます。

ただしピアノを設置している場所や、使用する頻度によってもクリーニングや調律の頻度は変わってくるので、何か不具合を感じた場合はすぐに業者に相談することが大切です。

これらのメンテナンスを怠ると、ピアノの解体を行い内部のパーツを新しくする大掛かりなオーバーホールが必要となってくる場合は多いので、大切なピアノをコンディションの良い状態で維持するためにも定期的なクリーニングをしっかり行うようにしましょう。

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